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2009 .09 .01

最高裁裁判官、全員「信任」される

最高裁裁判官国民審査:9人全員が信任(毎日jp)
総務省は31日、衆院選とともに投票された最高裁判所裁判官に対する国民審査の結果を発表した。審査対象になった竹崎博允(ひろのぶ)最高裁長官と8人の判事全員が信任された。有効票に対する罷免を求める率(罷免率)はほぼ前回並みの6・00~7・73%だった。
最高裁裁判官の国民審査って、街頭演説したりポスターが掲示されるわけでもないので制度自体の認知が低いんだろうな。あ、認知というか、投票する意味が分からないのかな。

まあ裁判官それぞれの実績は選挙公報に折り込まれてるけど、アピールポイントしか書いてなかったし。アレじゃ信任か罷免かなんて判断できないよ。
衆院選の「1票の格差」を巡る07年の最高裁判決にかかわったのは9人のうち3人。この中で合憲とする多数意見を出した涌井紀夫裁判官が罷免率トップに、同じく合憲とした那須弘平裁判官が2位。
そんな中でも人によって罷免率に差が出たってコトは多少なりとも実績を鑑みて投票した人が少なからずはいたってこと。

せっかくなので今回の国民審査の結果を記事から表にまとめてみました。

氏名出身罷免要求票数
涌井紀夫裁判官5,176,090 7.73
那須弘平弁護士4,988,562 7.45
桜井龍子行政官4,656,462 6.96
竹内行夫行政官4,495,571 6.72
田原睦夫弁護士4,364,116 6.52
金築誠志裁判官4,311,693 6.44
竹崎博允(長官)裁判官4,184,902 6.25
近藤崇晴裁判官4,103,537 6.13
宮川光治弁護士4,014,158 6.00
※罷免要求票数の降順

まあ最高裁裁判官になること自体すごくハードルが高いことは確かなんだけど、それはあくまでも「中のルール」。せっかく民意を問う制度なんだからもっと機能するようになるといいな。

ちなみに過去、国民審査では罷免された裁判官はいません。

▼参考リンク
忘れられた一票 2009   ★  最高裁判所 裁判官 国民審査 判断資料

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