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2009 .05 .27

どっちもどっち

楽天、加盟店に「マスク買い集め」奨励」(News i)
子供たちは、手洗いの徹底など先生の話を真剣に聞いていました。落ち着きを取り戻しつつあるとはいえ、依然マスクの品薄状態が続いている大阪や神戸。そんな中、この状況を商売のチャンスとしてショッピングサイトの大手が、加盟店に買い占めや販売を進めていることがわかりました。
理由は分からないけど、TBSの元記事はリンク切れになってるので(いろいろ憶測しちゃいますな…)Web魚拓で。

» (cache) 「楽天、加盟店に「マスク買い集め」奨励」 News i - TBSの動画ニュースサイト

記事の内容というか文面がアレだったのであとで読むでクリップしてたし(なので手元にキャッシュがある)、魚拓やGoogleのキャッシュもある時代なので削除した記事なんてバレるのに。マズかったら公開しなきゃいいのにねぇ。ま、オトナの事情があったのかも知れませんが。

さておき、元記事で「ショッピングサイトの大手」とされていたのは楽天とのこと。
メールの送り主は、ショッピングサイト大手、楽天でした。楽天の西日本第一企画運営チームというところが、Aさんのような加盟店にマスクを買い集めて売りさばくようメールでしきりに勧めてきたのです。
記事の要旨は本業とは関係ない商材でもガンガン売りましょう、という楽天の姿勢に疑問を呈したものですね。
「昨日、600万売った店舗さんもレディースファッションの店舗様です! カテゴリーなんて関係ありません! 配送は20日先になっても構いませんので、とりあえず注文をとって、売りましょう、商売はタイミングとスピードです!」(楽天から届いたメールの文面)
たしかに「カテゴリーなんて関係ありません!」ってのは言い過ぎでしょう。ただでさえ楽天の検索結果はノイズだらけでヤになるし。

楽天の広報室も取材に回答してるのでこうしたメールを送ったのは事実のようですね。しかし広報の返答がイケてない。
楽天の広報室は、JNNの取材に対して、「地域によるマスクの偏りを是正するのが私たちの目的。ネット上で買えば、店で並ぶより感染拡大を防止することもできる」とした上で、その表現についても、「文面が過激だとすれば、相手がプロの加盟店だからで、特に問題はないと考えている」と話しています。
「相手がプロの加盟店だから」ってのは関係ないでしょ。モラルが欠けてやしませんか? って観点なので。

で、記事自体は事実に基づいてる感触が大きいし「楽天の姿勢ってどうよ?」と気づかせてくれる内容だと思います。けど元記事が削除されてるのはいただけない。

こうしてキャッシュから拾うことはできるわけだから。間違いがあったなら訂正すればいいし、事実誤認があったのならまずは詫びればいい。そうじゃなしに記事を削除したってのはマスメディアさんのやることなんでしょうかね。

ネットは誰かにとってだけ都合のいい道具ではないので、その辺は心得ていただきたいものです。

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