軍艦島、いまは儚く
ついに上陸解禁! 日本一有名な廃墟、軍艦島に行ってきた!【後編】(ascii.jp)廃墟マニアってわけじゃないけど、かねがね興味があった軍艦島(端島)。その上陸記ということで見入ったんだけど…。
廃墟マニアの聖地として有名な“軍艦島”だが、今年の4月末より一般観光客の上陸が許可されることになった。その情報をキャッチしたASCII.jp取材班は、一足先に長崎市の協力を得て軍艦島に上陸した。
記事の最後でまとめているように、自然への畏敬と人工物の儚さを感じてしんみりしちゃいました。そして(言い方悪いけど)こんな環境でたくましく生きていた人々の足跡を目の当たりにして、興味本位で簡単に行ってみたいなんて言うのがとても失礼なことだと思いました。
よそ者からすれば珍しい廃墟の島と見える軍艦島も、元島民の方からすればかけがえのない故郷。興味本位でなく、炭鉱という一時代を支えた貴重な産業遺産として、いつか敬意を持って訪れてみたいと思いました。
» ふるさとは無人島 『長崎県 端島』
(http://www.little-snow.com/hasima-top.html)
※リンクフリーでないということなのでURLの表記にとどめます。
▼関連記事
・ついに上陸解禁! 日本一有名な廃墟、軍艦島に行ってきた!【前編】(ascii.jp)
・【動画】軍艦島35年ぶり上陸解禁 元島民や観光客ら当時に思いはせる(長崎新聞)
・”いつかは行ってみたい”―廃墟ファン垂涎の「軍艦島」日帰りツアーが発表(はてなブックマークニュース)
今後、この記事を読んで島を訪れる人がいると思うが、上陸のルールは守るよう願うばかりだ。なお、島に行った際には、鳥たちの鳴き声に耳を傾けることも忘れずに。静寂に包まれた軍艦島では、生き物の鳴き声が心地よく聞こえるはずだ。元島民であり『軍艦島グラフィティ』著者の神村さんによると、当時の軍艦島の暮らしぶりは、電気・ガス・水道代が無料、(当時の物価がよく分からないけど)家賃は10円、お墓以外はすべて揃った、まさに「海上産業都市」だったそうです。とはいえ外洋に面した孤島で過酷な炭鉱労働に従事していた人々が暮らした島には違いないので、住めば都とは言うものの現代の生活からは想像できないご苦労があったと思います。
よそ者からすれば珍しい廃墟の島と見える軍艦島も、元島民の方からすればかけがえのない故郷。興味本位でなく、炭鉱という一時代を支えた貴重な産業遺産として、いつか敬意を持って訪れてみたいと思いました。
落書きも年々増え続ける一方。当時にはなかった缶やペットボトルなどプラスチック製品のごみ。
家にあった、あるいは思い出として置いてきた品も盗まれたり、腹わたが煮えかえる思いです。
» ふるさとは無人島 『長崎県 端島』
(http://www.little-snow.com/hasima-top.html)
※リンクフリーでないということなのでURLの表記にとどめます。
▼関連記事
・ついに上陸解禁! 日本一有名な廃墟、軍艦島に行ってきた!【前編】(ascii.jp)
・【動画】軍艦島35年ぶり上陸解禁 元島民や観光客ら当時に思いはせる(長崎新聞)
・”いつかは行ってみたい”―廃墟ファン垂涎の「軍艦島」日帰りツアーが発表(はてなブックマークニュース)
小林 哲朗
アスペクト
売り上げランキング: 51658
アスペクト
売り上げランキング: 51658