ヤフーがGyaOを買収、Yahoo!動画と統合へ
Yahoo!動画とGyaO統合、「権利者を尊重する」No.1動画配信プラットフォームに(ITmedia News)なかなか規模の大きい話題。
ヤフーがGyaOを傘下に収め、「GyaO」と「Yahoo!動画」を統合する。YouTubeなど投稿サイトと異なり「権利者を尊重する」という巨大な動画配信プラットフォームを構築し、動画ビジネスの確立を目指す。
ITmediaの記事によれば、2008年8月期のGyaOの営業損益は売上高53億9,400万円に対し、27億1,700万円の赤字という状態だったとのこと。もともと宇野さんの強いこだわりで事業を続けてきたものの、収益構造は厳しいままで、ずっと赤字だったんですよね。
ヤフーへの協業もGyaO側から持ちかけたということで、苦しい台所事情が透けて見えます。まあYahoo!動画も映像配信だけでは儲かってはいないとのことなので、Yahoo!動画1,100万人に加え、GyaOの650万人という巨大な月間利用者数(もちろん重複ユーザーも多いでしょうけど)をベースに、いかに収益基盤をスケールさせていくことができるかがポイントになってきますね。
GyaOはユーザー登録時の属性データに紐づく広告配信をウリにしていたけれども立ち行かなかった。そこにヤフーが強みとする行動ターゲティングが加われば強力な営業ツールになる可能性があります。
とは言えTVCMに比べればまだまだ金額が小さいネット広告なので、サービスを統合したとしても一気呵成に収益が改善するのは難しいでしょうけど。
いちユーザーからしてみれば、ひとつにまとまってくれた方がアチコチ見に行かなくてすむので楽ですけどね。
▼参考リンク
・ヤフー株式会社の株式会社GyaOへの出資について(Yahoo! JAPAN プレスリリース)
▼関連記事
・「権利者が動画配信でビジネスできる環境を作る」,ヤフーとUSENの発表会より(ITpro)
・Yahoo!動画とGyaOの統合により「著作権尊重で国内最大手」目指す(INTERNET Watch)
GyaOはユーザー登録時の属性データに紐づく広告配信をウリにしていたけれども立ち行かなかった。そこにヤフーが強みとする行動ターゲティングが加われば強力な営業ツールになる可能性があります。
とは言えTVCMに比べればまだまだ金額が小さいネット広告なので、サービスを統合したとしても一気呵成に収益が改善するのは難しいでしょうけど。
いちユーザーからしてみれば、ひとつにまとまってくれた方がアチコチ見に行かなくてすむので楽ですけどね。
▼参考リンク
・ヤフー株式会社の株式会社GyaOへの出資について(Yahoo! JAPAN プレスリリース)
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・Yahoo!動画とGyaOの統合により「著作権尊重で国内最大手」目指す(INTERNET Watch)