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2009 .03 .31

楽天がTBS株を売却し、買収攻防は終結へ

楽天がTBS株売却へ 3年半の攻防に幕(MSN産経ニュース)
楽天は31日、TBSに対し、保有するすべてのTBS株式の買い取りを請求すると発表した。平成17年10月にTBS株の大量取得を発表し、3年半にわたって繰り広げられた両社の攻防は、楽天の完全撤退で終幕を迎える。
1,000億円以上の資金を投入してまで繰り広げられた長期戦も、楽天にとっては何ら成果を出せずに幕引き。

正確にはまだこれから買い取り価格の交渉があるわけですけど、08年12月期の決算ですでに650億円の株式評価損を計上してるので楽天がヘタ打っちゃった格好ですねぇ。

まあプレスリリースにある「当社が当初より企図していたような、事業提携・共同事業その他の事業上の連携等によるシナジー効果の最大化を通じた企業価値・事業価値の向上という目的」が一体どんなことなのかか、結局具体的なビジョンを何も提示してこなかった楽天が至らなかった印象は拭えないですし、旧態依然とした慣習の中にいたTBSからすれば寝首を掻かれた思いもあったでしょう。

しかしTBSは全力で抵抗しましたね。商取引の原則をシュリンクさせる程に。
TBSは昨年12月の株主総会で、特定株主が33%超の株式を取得できない「認定放送持ち株会社」への移行を決定。これに反対した楽天は、3月末までに保有株の買い取りをTBSに請求できる権利を得ていた。
ライブドアが端緒になったこの話題、出版文化と再販制度維持の構造に似てるなぁと思ってずっと見てたんですけど、出版文化、放送の公共性どちらも明確な根拠を出せないままに変化を拒絶してるように見えるんですね。

放送であればライブドアや楽天、出版であればアマゾンみたいな、これまでの業界外勢力からのプレッシャーがあって、やっとこれまでの慣習に変化が見られるようになってきたかなと思いつつ、性急な変化を望まない抵抗をまざまざと見せ付けられてきたという思いもあります。

これまでのような「お付き合い」も大事だけど、変化のタイミングってのも大事だと思うんですよね。もう少し割り切って来れれば面白い変化があったでしょうに。

つか記事の「楽天の完全撤退」って、なんか侵略者の敗北みたいな意図を感じる書き方だなぁ。。。

▼参考リンク
株式会社東京放送株式に関する買取請求権の行使について(楽天株式会社ニュースリリース)

▼関連記事
楽天の買収攻勢は終止符でもTBSを待つ泥沼の“戦後処理”(ダイヤモンド・オンライン)

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