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2008 .12 .30

国家公務員の天下り、前年比で増加

独立行政法人、財団法人などへの天下りが過去最多の590人(MSN産経ニュース)
政府は25日、昨年8月から1年間で退職した課長級以上の国家公務員1423人の再就職状況を公表した。許認可などで中央官庁との結び付きが強い独立行政法人や公益法人(財団、社団)、特殊法人、認可法人に再就職したのは590人(前年比67人増)で、平成14年の公表開始以来、最多となった。
官僚ってのはその道の専門家なので、彼らの経験や人脈を活かす意味では退職者後の再就職ってのはむしろ推奨されてもいいものなんですけどね。でも実際のところ報酬に見合うだけの仕事してんの? ってところがあるので取りざたされちゃうんですよね。

防衛省から24名が営利法人に転身してるので個別に見てみたら保険会社が多いんですね。何でなんだろ? 国交省の200名が財団・社団法人に転身してるのはイヤンな感じがありますね。印象論ですけど。

195名と自営業への転身がズバ抜けて多いのが財務省。内訳を見ると税務署長が税理士に鞍替えするケースがほとんどなんですね。

税務署から税理士ってのはある種王道って聞いたことがあるんですけど今でも変わらないみたいです。企業にとっては頼もしいアドバイザーとなるんでしょうか。
まあ税理士などの士業もだいぶ競争が激しくなってきてるみたいなので実力(と人脈)が問われるんでしょうね。

いずれにしても退職してからも働く意欲があること自体はすばらしいと思うので培った経験を社会に活かして欲しいですね。腰掛けじゃなしに。

▼参考リンク
再就職状況の公表について(政府全体:内閣官房)[PDF]
「再就職状況の公表」及び「認可法人、公益法人役員への就任に係る報告状況の公表」について(国土交通省)
「再就職状況の公表」及び「認可法人、公益法人役員への就任に係る報告状況の公表」について(財務省)

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