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2008 .12 .28

トヨタショックと雇用危機

「最強自動車メーカーさえ打撃」トヨタ赤字転落、世界の報道も激震(MSN産経ニュース)
トヨタ自動車が平成21年3月期の連結営業損益で赤字に転落する事態は、金融危機の実体経済への影響がいかに大きいかを改めて見せつけた。トヨタが赤字転落を発表した22日、“トヨタショック”は世界を駆けめぐった。最強の自動車メーカー・トヨタの赤字転落を世界はどう伝えたのか。
「実体経済」ってのもやっぱりよく分からんなぁ。アメリカ発の金融危機ってのがそもそもクルマなんて買えない所得の人たちが家を担保にして借金して消費に勤しんでたのが原因だったわけで。払える額以上の買い物をしてればそりゃあ破綻するでしょう。もちろん自分らの儲けのために煽りに煽った金融機関にも責任あるけど。

アメリカを最大の消費市場として輸出で儲けてきた日本企業の利益、その源泉は借金まみれの個人消費だったわけだよね。ドル安や原油安が急激過ぎるのは予測が難しいにしても、借金を拠り所にした売り上げなんて瓦解するのは目に見えてたハズ。見えてたのに甘んじて対処を怠ってたとしたらそりゃ自分の責任でしょう。

借金経済に乗っかった企業に雇用されてた人たちはそりゃ気の毒だと思うけど、儲けの構図がどこにあるかは考えておくべきなんじゃないかなぁ。

自分だって安穏としてられるような情勢じゃないけど、借金に乗っかったビジネスモデルなんてやっぱり成り立たないし続かないので、今は自分の能力や生き方を見つめなおす視点を持たなきゃいけない頃合いなんだと思う。

不景気は次の時代の価値観を生み出すプロセスだと思うんだよね。だから周期的に繰り返す。

繰り返すってのは、まるで人間が愚かなようだけど実際愚かなんだと思う。いつも欲にまみれてる。でも愚行を省みて少しずつでも進歩してきてるのが歴史なんじゃないだろうか。

オイルショックは記憶にないけど、バブルや今回の不景気と、だいぶ歴史の転換点に立ち会ってきたと思う。そこで何を学んでこれからどう生きるのか。
考えて、行動していきたいですね。

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