トヨタの営業赤字1,500億円と大政奉還
トヨタ、営業赤字1500億円 09年3月期見通し(asahi.com)今年上期の黒字が下期の赤字(予想)で吹き飛ぶというのは確かに異常事態ではあるけど、前期は1兆1,086億円という「1兆円超え」の黒字を出してるわけだし、これまでの潤沢な剰余金もあるわけで、トヨタが今日明日どうにかなるってもんじゃないと思うんですよね。もちろん最悪の事態を想定した上での事前の手立てだろうけど。
トヨタ自動車は22日、09年3月期連結決算の業績予想を大幅に再下方修正し、通期の営業損益が1500億円の赤字になるとの見通しを発表した。併せて、創業家の豊田章男副社長(52)が来年4月に社長に昇格する人事を固めた。
今期の役員賞与をゼロとするというのは評価できると思うんですけど、まあこれまでに莫大な金額を得てますからね。
クルマを欲しなくなった若い世代が増えてきたこともあってか、クルマのCMはとかく機能もデザインもアピールしなくなりました。利用シーンを想定したライフスタイル提案型のクエイティブをすべて否定はしないけど、コンパクトカー以外は(それでも各社の車種が多くて何が優れてるのか分からないけど)何がウリなのか全然分からない。
機能美をアピールしてるCMってBMWくらいじゃないですかね。一般的に大量生産されてるクルマのCMは何をアピールしたいのか分からないって印象です。
コペンみたいな手作業が多くてどう見ても儲かりそうにないクルマはCM打たないし。ロードスターやRX-8もそう。要は大量生産でメーカーが儲かるクルマはCMも大量に打つんだけど、そういったクルマに魅力がないって感じるんですね。
トヨタは大量生産・効率生産で儲けるのがウマくて、「売らんかな」色が強いメーカーという印象です。昔はツインターボスープラとかMR2とか面白いクルマもあったんだけど。
トヨタ創業家の豊田章男さんが社長になることで魅力的なクルマが出てくれば、と淡い期待をしてるんですけどね。「売らんかな」の営業畑と効率化の調達畑のひとのようなのでムリかなぁ。。。
▼関連記事
・トヨタ社長交代、豊田章男副社長が昇格へ 09年4月(asahi.com)
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