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2008 .12 .04

スーパー各社は消耗戦の様相

スーパー値下げ大作戦 他店チラシと同額・現金バック(asahi.com)
スーパー各社が「値下げ」に頭を悩ませている。西友は4日から、自社より安い競合店のチラシを持ち込めば値引きするキャンペーンを開始。他社も「1千品目値下げ」などを目玉に打ち出す。
記事の結びにあるように、「効率的な調達や物流網の構築などで、値下げをしてもきちんと収益を確保できるしくみ作りがカギ」というのは、そのとおり。
収益がないと企業が存続できないのは自明の理なんだけど、「品質」も担保できなくなる。

昨今の景況感から出費を抑えたい心理が強くなってるのは充分に分かるんだけど、集団ヒステリーのように「安さ」を求める風潮が強くなることに危惧を持ってる。

中国産の冷凍餃子やウナギのことがあって安全志向が高まったっていうけど、安全とは産地の内外を問わず品質を意味して、品質の担保にはコストがかかるもの。

品質を差し置いて安売りに邁進してるとは言わないけど、収益構造の見直しと連動し切れない安売りは消耗戦以外の何ものでもない。

消費者として将来も安心して買い物ができるように、「安さ」以外の価値基準を持ち続けたいものです。

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