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2008 .07 .31

amazon.com、決済機能を外部に向け販売開始

アマゾン、新しいオンライン決済サービスを発表:ニュース(CNET Japan)
Amazon.comは米国時間7月29日、新しいオンライン決済サービス「Checkout by Amazon」と「Amazon Simple Pay」を発表した。同社はその他のオンライン小売店に提供していく。eBayの「PayPal」やGoogleの「Google Checkout」などと競合することになる。
かなり興味深い話し。というか自社サービス拡充のために開発した機能を外部に売りに出すって発想が日本にはあまりないんだよね。

ITmediaの記事による「Checkout by Amazon」と「Amazon Simple Pay」の詳細は以下。
Checkout by Amazonは、外部ショッピングサイトが「1-Click」をはじめとするAmazonの決済機能を導入できるサービス。ショッピングサイトのオーナーはAmazonの消費税や発送費計算機能、注文管理機能を利用でき、Amazonのアカウントを持つ顧客は自分の送付先などのデータを入力しなくても、 Amazonで慣れている方法でセキュアに買い物ができる。

Amazon Simple Payは、顧客がショッピングサイトの支払い方法として、Amazonアカウントの支払い情報を使えるようにする支払いのみのサービス。Checkout by Amazonとの違いは、消費税や発送費計算機能、注文管理機能などを備えていない点だ。トータルな注文管理機能は不要だが、顧客がAmazon.com で以前に登録した支払い情報だけを流用できるようにしたいサイトオーナーに向いている。
決済機能を単独で開発するのはけっこう難しいし、カード会社との契約とかめんどくさいことが多いので、機能や安全性がフォローされてるありモノがあるならそのまま採用したほうが初期コストが抑えられたりします。
当然、amazonからすれば便利な機能を提供するわけだから手数料をいただきますよ、となるわけだし、利用者が増えれば負荷は増えるけど手数料収入と利用実績というブランドが手に入る。

既にPayPalやGoogle Checkoutとか選択肢がある状態、しかも双方とも利用実績が伸びていないという中では一朝一夕に利用者は増えないだろうけど、自分ところ用に作った機能まで商品にする、という発想は日本の会社でももっと持ったほうがいいですね。

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