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2008 .07 .22

国内のブログ総数は増加傾向。ただしアクティブ率は約18%

総務省調査、国内ブログ数は1690万。アクティブブログは約300万(BB Watch)
総務省 情報通信政策研究所は2日、「ブログの実態に関する調査研究」の調査結果を公開した。同調査によれば、国内のブログは約1690万で、そのうちアクティブなブログは約300万程度だという。
同内容の記事はいろいろと出てたけど最もまとまりがよかった記事。
  • 1カ月に1度更新するブログは約300万で横ばい状態
  • スパムブログは全体の12%。ブログサービスごと出現率に違い
見出しのこの2つがポイントでしょうね。

1,690万という数字の是非はよく分からないけど、実態はなかなか見えないものだし、人によって数字の感覚も違うので「ひとまずこういうもの」という前提で捉えておいた方がいいでしょうね。

国内のブログ総数の推移

問題は全体の規模としての数字じゃなくてアクティブ率と、母数を増やしているスパムブログでしょう。実数はともかく比率としてはこんなもんじゃないでしょうか。

「公表データに基づいた登録者数上位20のブログサイトを対象としたクローラー調査を実施」した結果、1,690万ブログ、13億5,000万エントリーとなったとされてるので、FC2とかLivedoorブログとか、そういうブログサービスASPで書かれてるブログだけがクロール対象みたいです。独自ドメインのブログは対象外ってことですね。

てことはブログサービスASPで稼動してるスパムブログなんかはカウントされてますね。ブログサービスを転々としてる人もいるでしょうけど、数に大きな影響を与えてるのはやっぱりスパムでしょう。ワードサラダとかツールで自動生成できちゃうので。まあ他人のコンテンツを手動でコピペしてるケースもあるので自動生成だけがスパムってわけじゃないですけど。

仕事柄ユーザーリサーチや市場分析とかしてるんですけど、こういうデータを見るといたずらに実数を覚えておくのが危険だという思いを強くします。「総務省が1,690万って発表してた」って営業トークで暗記するのはとても危険。せいぜい「アクティブ率は18%程度」ってところを押さえておくほうがいいですね。

▼参考リンク
ブログの実態に関する調査研究結果(情報通信政策研究所 PDF)

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