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2008 .04 .12

「公約」とものの言い方

「24時間以内に値下げ対抗」公約、孫社長ひっそり撤回 (asahi.com)
ソフトバンクモバイルが、携帯電話料金プランの「公約」を改めた。孫正義社長が06年10月にぶち上げた「他社の値下げには24時間以内に必ずさらなる値下げを発表する」という宣言を事実上、撤回した。ただし、今回の顧客への説明は、かなり控えめだ。
ソフトバンクモバイルユーザーになってしまったので反応してしまいますね。

記事には「必ずしも契約獲得に結びつかない対抗料金をやめ、経営資源を有効に使う狙いもあるようだ」とあり、(個人的には)確かに料金だけがキャリアを選ぶ決め手ではないので、長期利用ユーザーへのサービス拡充とか一過的でないサービスの充実にリソースをかけてもらいたいと思います。

けど料金体系などの説明が複雑なことに定評があるソフトバンクなので、サービス体系が変わるような発表はもう少しオープンにしてもらいたいです。

確かに2006年10月の「他社の追従・対抗値下げには24時間以内にさらに値下げを発表。」という孫さんのコメントはいつまで、という適用期間には言及してないんですけどね。

「大人のソフトバンク」とは言ったが「安くしない」とは言っていない(japan.internet.com)
ソフトバンク孫氏、「日本のケータイに健全な活性化を」(ケータイ Watch)

ボーダフォンを買収してケータイ業界に参入した当初はユーザー獲得が必達の目標だったわけだし、そのためには新規ユーザーはもとより他社ユーザーの引き剥がしも必要だったわけなので「目玉」としてADSLの時と同じような価格破壊戦略をとってきたのは分かるんですけど、ユーザーは一度囲い込んだらもう大丈夫ってわけじゃないですからね。

せっかく1,800万人以上のユーザーを獲得するにまでなったのだから新規獲得だけに目を向けるのではなく、既存ユーザーが長く使っていけるサービスにしていって欲しいです。

MNPができても、キャリアの変更はまだまだめんどくさいので。

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