「住基ネットワーク」は失政か?
住基カード手詰まり 普及率1.5% 使い道不足空回り(asahi.com)「国の威信」というのは何だろうか。
国が威信をかけて導入した「住民基本台帳ネットワーク」が、有効に機能していない。住基ネット利用時に必要な住基カードの普及率は、発行開始から4年半を経てわずか1.5%。6日には、各地で起こされた住基ネット訴訟をめぐり、最高裁が「合憲」の判断を示す見通しだが、国民にそっぽを向かれた制度自体の存在意義を問う声も上がる。
⇒ いしん [威信](三省堂 Web Dictionary)
威光と信頼.4年かけても利用されていないサービスなんて「信頼」されていないってことなのでは。周知や認知が足りない、という面もあるかも知れないけど民間企業なら間違いなく失敗とされる。
民間企業でプロジェクトを起案して進めようとすると必ずPDCAサイクルが伴うのに。
⇒ PDCAサイクル(ITpro)
PDCAサイクルとは、計画(Plan)を実行(Do)し、評価(Check)して改善(Act)に結びつけ、その結果を次の計画に活かすプロセスのことです。住基ネットワークだけじゃない。見込みの甘い高速道路建設なんかもそう。なんで作りっぱなしなんだろう。
上で引用したITproの記事は2004年のなんだけど記事中で提言されてる内容がいまも実現できているとは思えないな。
辞めることだけが責任の取り方じゃないからね。時には間違いを認めて方向修正していかなきゃ。
それにはユーザー(国民)の声を聞くことだよね。
▼参考リンク
・住民基本台帳ネットワークシステム
第二に、電子政府/電子自治体関連のプロジェクトを実施する際にPDCAサイクルを導入することの重要性が挙げられます。電子政府/電子自治体とは、庁内にパソコンを置き、ネットワークを敷設することではなく、住民や民間企業に低コストできめ細かい行政サービスを提供することが重要な目的の一つです。この目的に対して、現在の中央政府や地方自治体の電子政府/電子自治体の政策や施策が効果を挙げているかどうかについてPDCAサイクルを導入して継続的に評価する必要があります。この国の役人や政治家は責任を取るって考え方が根本的に欠如してるかも知れない。
辞めることだけが責任の取り方じゃないからね。時には間違いを認めて方向修正していかなきゃ。
それにはユーザー(国民)の声を聞くことだよね。
▼参考リンク
・住民基本台帳ネットワークシステム