楽天、米リンクシェアを4億2500万ドルで買収--世界進出への第一歩に
楽天、米リンクシェアを4億2500万ドルで買収--世界進出への第一歩に(CNET Japan)このニュース、かなり驚きました。プロ野球参入以降、楽天は事業規模拡大のペースを速めているような印象を持ってましたが、それにしてもLink Shareを買うとは。Link Shareは国内では三井物産が合弁会社を作っているので、物産と楽天の今後の関わりも気になるところです。
楽天は9月6日、アフィリエイトサービスを手がける米LinkShareを買収すると発表した。創業者を含む既存株主から同社の発行済み株式をすべて買い取る。買収総額は4億2500万ドル(邦貨換算で約464億円)。
以下、ちょっと長いですが9月6日付けのニュースリリース「【楽天】LinkShare Corporation の子会社化ならびに海外進出に関するお知らせ」から引用してみます。
5.異動の目的買収資金は借金=銀行からの借り受けで賄うそうです。これまで楽天はM&Aを行う際はなるべく自己資金で賄ってきたんですよね。
当社グループは総合インターネットサービス企業グループとして、EC事業、ポータル・メディア事業、トラベル事業、金融事業及びプロスポーツ事業を展開し、さらなるサービスの向上・多角化を図るべく新規事業の開発及び取扱分野の拡大に注力しております。
これまで、主力サービスのブランドの統合や当社グループ内のサービスを跨いだ会員データベースの統合などを通じ、グループ間のシナジーを高める施策に注力して参りましたが、今後日本国内のみならず積極的に海外展開を進めることを志向し、その第一弾としてLinkShare Corporation(以下LinkShare)を完全子会社化いたしました。
LinkShare はオンライン事業者のマーケティング支援を目的として平成8年に設立された、アフィリエイト(注1)で世界最大規模の企業であり、同社が特許を持つアフィリエイト技術や広範なアフィリエイトネットワークなどを通じ、大手企業をはじめとする幅広い顧客を有しております。また日本国内においては、三井物産株式会社とのパートナーシップのもと平成13年3月からサービスを開始、平成17年1月には三井物産株式会社との合弁会社であるリンクシェア・ジャパン株式会社を設立しております。
同社の持つFortune 500企業に代表される大手企業を中心とした顧客ベースとアフィリエイト関連技術を生かしつつ、今後は楽天グループが持つ技術力や人的リソースも活用しながら同社の事業を積極的に拡大していくとともに、LinkShareをベースとして新たな買収を通じた事業取得や楽天グループ独自の新規事業展開などを行い、同社を海外事業の成長の核として参ります。
個人情報流出以降も堅調な株価を背景にしてるからかも知れませんが、何かに追われるようなペースに感じます。それともこれがEC業界のスピードなのかな。。。
さすがに社是が「スピード! スピード! スピード!」でしょうか。
個人的に、アフィリエイトにはさして関心が高くないので(本代くらいになると嬉しいケド)、まぁお手並み拝見、様子見ってスタンスですが、業界的には激震では。
アフィリエイトマーケットはアマゾンと楽天の二極化が進むのかな。
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