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2005 .07 .17

実名でのネット活用促す 総務省「悪の温床」化防止

実名でのネット活用促す 総務省「悪の温床」化防止(Yahoo!ニュース:共同通信)
総務省は27日、自殺サイトなど「有害情報の温床」ともいわれるインターネットを健全に利用するために、ネットが持つ匿名性を排除し、実名でのネット利用を促す取り組みに着手する方針を固めた。
あー、またかい。
ネットに限らず、すべからく良い面悪い面があるもの。要は運用ルールであったり、マナー、モラルであったり。

問題となっている媒体の特性を見極めたうえで、メリットを削がないようにしつつ、運用しなければならないのであって、ネットの特性の1つである「匿名性」を排して、それがネットたるものなのかどうかという部分がまったく考慮されてない。

役所はつくづく、「臭いものには蓋をしろ」的対処しか考えつかないのか。
「あれをするな、これをするな」ばかりでは、なんの創造性も、自主性も生まれようがないじゃないか。

確かに「犯罪につながる有害情報」もある。けれどそれにも増して有益な情報や進歩的な交流もある。それは緩やかな(完全な、ではない)「匿名性」があるからこそ、とっかかりが低いし、普段の自分と違う面を表現できるからこそ、気軽なコミュニケーションも生まれて予想外の交流(出会い系じゃないよ)に至ったりする。

悪い面があるにせよ、セキュリティ関連に代表されるように、そこにビジネスチャンスが生まれたりもする。

規制していけばいいってもんじゃあ、ない。

Free Culture
Free Culture
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.28
山形 浩生 / 守岡 桜 / Lessig Lawrence
翔泳社 (2004.7)
通常2~3日以内に発送します。

レッシグがこの本で取り上げてるのは、コピーコントロールCDやファイル交換ソフトによる著作権絡みの損害に対して法規制をかけようとする当局との論戦や、実際の裁判の過程、それらに対する法学者としての見解(過剰規制への反論とネットにおけるグローバル・ルールの策定)なわけなんだけど、骨子は同じで「ネットはインフラでしかない」という点。

それをどう運用したらまずいのか、それならどういう形でルールを形成していくか、が大事なのであって、柔軟な発想や、ワールドワイドな協力体制(それは大体においてボランティアベースなんだけど)で作り上げられる素晴らしい成果物が生み出されている今のネットの状況を少しでも削ぐことは許されない。

匿名だから悪いやつがのさばる、実名だったら大丈夫、なんて貧弱な発想、2択論しか考えられない連中に、この素晴らしいフロンティア(パラダイスとは言えないけど)を縛らせてはいけない。「国民葬背番号制」の議論を彷彿とさせるね。。。

まぁそのためにはユーザ一人一人がモラルに則った使い方をしなきゃいけないんだけど。便利と不正はかなり距離が近いところにあるからね。

でもネットがネットじゃなくなったらイヤだもの。

追記:説明が足りなかった、と総務省が弁明してます。
まぁどういう意味を持つ発言か、少しは分かりましたかね。

「ネットに匿名性は不可欠」――総務省(ITmedia):7月1日
「総務省がネットの匿名性を排除しようとしている」――ある報道を発端に批判が広がった。総務省は、ネットの実名性を高める必要はあるとしながらも、匿名性を排除するつもりは全くない、と弁明する。

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