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2013 .03 .04

夢だけは 壊せなかった 大震災

女川中学生の訴え(朝日新聞デジタル)
 「夢だけは 壊せなかった 大震災」
 これは、私たちの同級生が2011年の6月に詠んだ俳句です。
 三つの津波対策案は、まだまだ夢の段階です。でも、あの日、この夢を実現させる唯一の源である大切な命を守ってもらいただき、世界中の数多くの人々の支えによって今ここにいることができる一人の人間として、これから生まれてくるすべての人の幸福のためにも、ぜひ三つの夢を実現させたいと私たちは強く願っています。
 宮城県女川町立女川第一中学校2年生一同
 代表 阿部由季 木村圭
まずは全文を公開してくれた朝日新聞にお礼を言いたい。そして、どうか多くの人に読んでいただきたい。2年が経過し、記憶が風化しつつある今だからこそ。

とはいえ、この部分だけ抜き出したのでは何のことやらという感じですが、元記事に当たるのはこれ↓のようです。

» 津波で倒壊「女川のビル残そう」(朝日新聞デジタル)
津波で倒れた女川町内のビルを残そう。地元中学生が23日に仙台市であったシンポジウムで、そう訴えた。町には解体を望む声も多いが、津波の記憶を後世に伝えたいからだ。
生憎とこちらの記事の全文を読むには会員登録が必要ですが、この「訴え」とは2月23日に仙台の東北学院大学で開催された「東日本大震災・震災遺構シンポジウム」において、女川第一中学校の生徒さんから発表された内容です。

» 東日本大震災・震災遺構シンポジウム「震災遺構の保存に向けて」(3.11震災伝承研究会)

ここで女川第一中学校のみんなは以下の3つを提言しています。
  1. 互いの絆を深める
  2. 高台へ避難できる町づくり
  3. 記録に残す
震災の出来事を記録することには、津波の到達地点に石碑を建てることや、津波で倒壊したビルを保存して資料を集めた記念館とすることが盛り込まれています。

こうした箱モノの維持費にも着目しながら、「一人ひとりの命を守ることは、お金の問題ではありません。千年後の人々の命を守るためには、いくらお金をかけても保存していかなければならないと考えています」と言い切るのは少なからず乱暴と思うものの、それは中学生の考えたことですから。それよりも中学生がここまで真剣に決意するに至った体験に、ぼくらはもっと思いを巡らすべきでしょう。

自分の家族のことだけで手一杯だと感じていたぼくより、よっぽど真剣です。
私たちはまず、千年後の女川の一人ひとりの命を守るために、女川町内にある21の浜すべてに石碑を建てるための約1千万円を、この金額を100円募金で集めたいと考えています。
だから、少しでもできることは手伝いたい。早く100円募金を始めて欲しいな。

穏やかな日常を襲った震災のことを、忘れちゃいけない。他人事と思ってはいけない。あの地で生まれて育ったぼくには、少なくともそうした努めがあるもの。

▼参考リンク
世界防災閣僚会議in東北 女川第一中学校の生徒による基調報告(外務省)
100円募金に至るまでの3つの方向性は、すでに去年7月に開催された「世界防災閣僚会議 in 東北」で述べられています。こちらもぜひご覧ください。

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