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2012 .03 .11

あれから1年

2011年3月11日、金曜日の午後2時46分。あの日から今日で1年。

あれから1年
※2011/4/7の石巻にて。

今日は極力ネットのニュースもテレビも見ないで過ごしていました。

人の悲しみは1年やそこらじゃ癒えないし、余震も原発も収束したわけじゃない。
ぼくらは、まだまだ震災後の災禍、その渦中にいます。けれど、大多数の人たちは漠然とした不安を感じながらも、いつも通りの日常を送っていることでしょう。

ぼくはそれでいいと思う。まず自分の日常を送るということが大事なこと。

だってみんなが自粛したり萎縮してしまっては、この国が立ちいかなくなるもの。
そしたら支えが必要な人たちを支えられなくなってしまう。

東日本大震災あす1年 仮設暮らし26万4000人(河北新報)
東北の沿岸部に甚大な津波被害を与えた東日本大震災から、11日で1年を迎える。死者は1万6000人に迫り、3000人余りが行方不明となっている。岩手、宮城、福島3県で、仮設住宅や民間借り上げ住宅で暮らす被災者は約26万4000人。福島第1原発事故の影響も深刻で、福島県では県内外への避難者が16万人に上る。がれきの広域処理は受け入れ自治体が少なく、復興の歩みを阻んでいる。

寄付してくれたり祈ってくれたり、何度も現地に足を運んでくれているボランティアさんたちには本当に感謝しています(地元の風景を直視できない自分がくやしい)。
時間がかかることだけど、安心して暮らせる街並みを取り戻せると信じています。

けれど、何より怖いのは被災地への関心が薄れること。忘れられてしまうこと。

もう1年。でも、まだ1年。

人の悲しみも然り、地域の再建は1年やそこらでどうにかなるものではありません。

たとえガレキが姿を消して、道路や港、建物が整備された光景になったとしても、かつてその街並みの中にあった人たちの暮らし、生活の営みはどうなったのか。
(もちろん原発からの避難を強いられている福島の人たちについても)

どうか引き続き関心を持っていただきたいと願っています。

▼参考リンク
3.11の話題が新聞の一面から次第に消えていくのを見える化してみた(GIGAZINE)

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