「死者のホテル」とは?
首都圏で開業相次ぐ「死者のホテル」 1泊7350円~、24時間面会可能など(MONEYzine)「死者のホテル」って、どんなものかイメージできないネーミングだったので目を引いたけど、なるほど「遺体安置」のことなんですか。
首都圏で開業が相次ぐ「死者のホテル」。一時的に遺体を預かる遺体安置という新サービスは、葬儀に対するニーズをどこまで掘り起こせるか。
病院で肉親を亡くした場合、通常は霊安室から数時間程度で出なければならず、遺族は悲しみに暮れる間もなく葬儀の準備に追われることが少なくなかった。そこで、故人を斎場に送る前に、一時的に遺体を預かることで、遺族にじっくりと葬儀について考えてもらおうというのが「死者のホテル」なるものだ。祖父母が亡くなった時、あと父親の時もかな。選択の余地もないまま市内の葬祭会館に運び込まれた。まあ地方の小さな町だと大抵そんな感じじゃないでしょうか。
「死者のホテル」ってのも、地縁のない地方出身者が多く暮らす都会ならではのサービスって気がします。
これらの宿泊料を高いと見るか、安いと見るかは個々の判断によるが、時間に追われるあまり他の葬儀社と比較なしに決めてしまい、「葬儀の内容と価格が見合わなかった」という失敗を経験した人も多いのでは。「死者のホテル」という新しいサービスが、どこまで葬儀に対するニーズを掘り起こせるか今後に注目したい。何でも費用対効果で見ればいいってもんじゃないけど、神聖にして不可侵なイメージがある葬祭行事はおカネの話しを切り出しづらいのも事実。
葬儀業界はスーパーなど異業種の参入や、価格・サービスの見える化が進み変化にさらされています。そんな中、「死者のホテル」は都会ならではのサービスとして葬儀ニーズの隙間を埋める位置づけになるのかも知れません。