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2010 .10 .06

国勢調査のインセンティブ

国勢調査の「未回収」増加 データの信頼性も“良心”頼み(MSN産経ニュース)
5年に1度行われる「国勢調査」の年がやってきた。単身世帯の増加やプライバシー意識の高まりで、調査員が直接会っての調査票配布、回収は難しくなっている。全国で「所在不明高齢者」が相次ぐなど、行政の“データ”に不審が高まる中、国勢調査の信頼性は、回答者が正直に回答するかに委ねられている。
そういえばうちのポストにも入ってたな。開けてもないけど。
「国勢調査票が回収できなかった場合、氏名、性別、世帯員の数については調査員が近隣などから聞き取り調査をしています」と話すのは、総務省統計局の担当者だ。
統計法の改正を受けた今回の調査では、調査員が大家さんなんかに質問することも可能になったとのこと。何それキモイ。

仕事柄リサーチに接することも多い立場からすると、正直インセンティブが感じられない手間にどれほど正直に対応してくれるだろうかと思う。

逆にインセンティブを感じてもらってると思える場合は、驚くほど小さな報酬でも細かく、丁寧に回答してくれる。いくら手軽なネットリサーチとはいえ、一人数円相当の対価でもみるみる集まるんだよね。

そういう意味でインセンティブといっても金銭的な対価に限らず、「これからも使っていきたいから良くして欲しい」というユーザーの声にアンケートを投げかけること自体がインセンティブだったりする。

寄せられるコメントはサービスへの要望だったりクレームだったりするけど、すべからく「サービス改善に繋げて欲しい」という思いが見て取れる。だからクレームめいたコメントでもすごく嬉しい。それは期待値の表れだもの。

翻って統計法という強制力を背景に持つ国勢調査。
統計法では虚偽内容を報告した場合の罰則が定められているが、これまでに罰則が適用されたことはない。正しい回答をするかどうかは回答者の“良心”にかかっており、担当者は「国勢調査の意義を地道にアピールしていくしかない」と話している。
調査に回答することで得られるベネフィットを国民がイメージできないってのもあるんじゃないですかね。
総務省統計局によると、「国勢調査のデータは、年金給付や税金徴収などの統計以外の目的で使われることはない」という。封筒に封をして調査票を出せるなど、内容が外部に漏れないように配慮もしている。
手間隙かけて、時間をかけて丁寧に回答して、それでなにか自分にメリットある?
回収率がよろしくないのは、国への期待値の裏返しってところもあるんじゃないでしょうか。

まあ基礎統計として意義あるデータなので、出来ればちゃんとしてた方がいいんですけどね。
【用語解説】国勢調査

統計法に基づき5年に1度の10月1日を期日として、日本に住むすべての人を対象に、世帯構成や就業状況などを明らかにするために行われる調査。大正9年に初めて行われ、今回で19回目。質問項目は関係機関のニーズやパブリックコメント(国民からの意見募集)などを参考に決まり、今回は20、前回(17年)は17、前々回(12年)は22項目だった。人口や世帯数の速報は来年2月に発表される。
▼参考リンク
平成22年国勢調査(統計局)
平成22年 国勢調査 キャンペーンサイト(統計局)

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