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2010 .08 .24

「追い詰めた先でとどめ」を刺す

「暴走族ホイホイ」、OBの集団走行撃退へ再出動 福岡(asahi.com)
福岡県警が、走行中のオートバイを走れなくする装置「暴走族ホイホイ」を使い、暴走行為の取り締まり強化に乗り出す。実はこの装置、11年前に開発されたが、なかなか活躍の場に恵まれなかった。最近目立つ暴走グループ対策の一環として、改めて日の目を見ることになった。
「暴走族ホイホイ」ってのはずいぶん酷いネーミングだなあ。

福岡県警ではすでに100台近く配備済みで、熊本や福島、千葉など他県警でも導入済みとのことだけど、もう使われてるんだろうか。
路上に置かれた縦約40センチ、幅約100センチの板。その上をオートバイの前輪が通過するとカバーが外れ、続いて通過する後輪に粘着シートがくっつく。シートには金属のワイヤとロープがつながっている。それが後輪の軸などに巻き付き、タイヤの回転を徐々に止める仕組みだ。
これ、「徐々に」で済む? いきなりロックして転倒する感じがするけど。転倒して後続車に巻き込まれて死人が出たりしたらさすがにマズイんじゃないのかな。
暴走族対策室の大島英彦室長は「エアバッグ式の封鎖ネットなどで主要道路から締め出し、追い詰めた先でとどめとして暴走族ホイホイを使いたい」と話している。
つか「ホイホイ」とか「とどめ」とか品のない表現するよなぁ。
全国1位の暴走族数を誇る福岡県からすれば切実な状況なんだろうけど、新聞記事に載る表現としてはマズイでしょう。
正式名称は「二輪車拘束装置」。県警が1999年に開発し、翌年の「警察装備資機材開発改善コンクール」で最高賞の警察庁長官賞を受賞した。
まあこんなモノが最高の評価とされる土壌が背景にあってのことでしょうけどね。

確かに爆音や道路の集団占拠は迷惑だけど、チカラで押さえつけるアプローチである限り、形は変われども暴走行為はなくならないと思いますな。。。

▼参考リンク
暴走族対策室のひろば(福岡県警察)
福岡県内には、平成21年末現在、59グループ921人の暴走族が存在し、グループ数では全国1位、人員では全国4位と全国でも暴走族が多い県となっています。また、地区別(福岡地区・北九州地区・筑豊地区・筑後地区)では、福岡地区が28グループ409名、北九州地区が5グループ165名、筑豊地区が5グループ136名、筑後地区が21グループ211名となっています。

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コメント (2)

かたな:

ネーミングは、ひどいですね。

草食男子が活気のないやる気のない世の中を
形成しているとすれば、
やんちゃで、やる気の有りすぎる人たちが
我慢しきれなくなるのもなっとくですがねー。

でも悪さがひどすぎては、いけませんね。


>確かに爆音や道路の集団占拠は迷惑だけど、チカラで押さえつけるアプローチである限り、形は変われども暴走行為はなくならないと思いますな。。。

私もそう思います。

マーフィーの法則のマーフィーいわく
「世の中は、やってはいけないとか危険という物ほど、面白くて、
そうでない対局する物事ほどつまらなくできてる」
と言ってました。

暴走行為はいけないけどね。

酷いネーミングですよね。

言い方ひとつで受け取り方は変わるし、方法間違えると余計に混迷を深めるかと。
まあ鶏が先か卵が先かってところもあるんでしょうけど。

暴走はもちろんいけないけど、円滑な道路の走行を阻害しているタバコのポイ捨て(クルマもバイクも)とか大型スクーターの蛇行運転も取り締まって欲しいです。

マジで迷惑なので。


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