ナチスのステルス機が量産されていたら…
“ヒトラーのステルス戦闘機”を復元(ナショナルジオグラフィック)検証の結果、Ho229は確かにステルス性能を持った世界初のジェット(!)爆撃機と確認された模様。
忘れ去られていたナチスドイツの先進的な戦闘爆撃機が、現代のステルス爆撃機の専門家たちの手により復元された。第2次世界大戦当時、ドイツの科学力は未来的な戦闘爆撃機「ホルテンHo229」を生み出したが、実戦配備には間に合わず、量産にまでは至らなかった。
第2次世界大戦当時のレーダー技術に対して対抗しうるステルス性と速度を有していたHo229。
しかし狂気が生み出した技術とはいえ、Ho229のフロントビュー、カッコいいなぁ…。
▼参考リンク
・NYに原爆投下...していたかもしれないナチスのステルス爆撃機(Gizmodo Japan)
▼Ho229(YouTube)
▼関連エントリー
・ナチスはステルス機を実用化していた!?
Ho229のステルス性能は、レーダーの投射範囲をおよそ20%減らすものであったという。第2次大戦当時、イギリス軍のレーダーは、通常の爆撃機をイギリス海峡の160キロ地点で捕捉していた。Ho229ならば130キロまで接近しても捕捉されなかったはずである。速度を考慮すると効果はもっと大きく、通常の爆撃機はレーダーに補足されてからイギリス本土まで19分かかっていたが、Ho229は8分で到達する。量産されていたら歴史が変わっていた可能性もありますね…。
1944年のクリスマス直前、Ho229試作機がテスト飛行に成功した。しかし、すでにナチスに残された時間はほとんどなく、実用機の完成には至らず、数機の試作機が製造されたところで終戦を迎ることとなった。第三帝国の敗北は歴史の必然だったと思いたいですね。日本帝国もそうだけど、彼らが勝ち残った世界は想像したくないな。
しかし狂気が生み出した技術とはいえ、Ho229のフロントビュー、カッコいいなぁ…。
▼参考リンク
・NYに原爆投下...していたかもしれないナチスのステルス爆撃機(Gizmodo Japan)
▼Ho229(YouTube)
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