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2009 .03 .13

改正薬事法の反対署名、楽天はノルマ化?

改正薬事法のネット規制で感じた“違和感”(PC Online)
あるとき、私の友人のA美にこんなメールが届いたそうです。

「お願い!これに署名して!!ノルマなんだ!3秒で終わるから!!」

送り主はA美の友人B子。B子の勤務先は楽天です。署名を求められたのは「一般用医薬品のネット販売規制に反対するための署名」。インターネット上で「署名」ボタンをクリックすれば、「ネット規制反対」に一票投じられるというものです。
ノルマですか…。

なんだかなー。役所レベルで医薬品のネット販売を禁止するってのは暴挙の域だと思うので、反対する意思表示に署名を集めることはいいと思うんだけどやり方が気に食わないねぇ。もちろん楽天が公表している80万件という署名すべてがノルマで集められたものではないだろうけど。

それと、記者さんの「楽天やケンコーコムは、本件に対してとかく対立構造を強調したがります」という指摘は的を得てる感じですね。国民感情に訴えた方が世論として成しやすいでしょうから、検討会の後にプンスカした会見を開いたのかなって穿った見方をしちゃいます。両者とも頭いいですからね。

いくら大義を掲げても目的のために手段を選ばないようであれば足元をすくわれます。感情を動かして世論を見方につけようとする策は、ともすれば感情論で我が身に返ってくることもあります。

薬剤師がいなくて時間が多くてフツーの医薬品が買えない不便なスーパーなんかも多いなか、危険性の根拠も曖昧なまま医薬品のネット規制が実施されるのはよろしくないことです。

楽天をはじめとする「反対派」のみなさんには、ぜひ大義を持って、後ろ指さされることのないクリーンな手段でネットでの医薬品販売の継続を実現してもらいたいものです。

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