2007 .10 .23

楽天ブックス(株)、解散

楽天、楽天ブックスを吸収合併(MoneyZine)
楽天は、10月20日の取締役会において、2007年12月1日に、子会社の楽天ブックスと合併することを決議した。
最新のIRリリースとして『当社完全子会社の吸収合併に関するお知らせ』(PDF 18KB)に掲載されている内容を見ると楽天ブックス、赤字ですね。えっとぼくの数字の見方がおかしいのかな。平成18年12月時点で1億円以上の赤字(経常損失)なんですけど。。。

そりゃDVD26%OFFなんて続けれたら赤字にもなるのかな。

事業会社としての楽天ブックスの赤字を楽天本体が補填するようなオトナの事情があったんでしょうか。10月20日の取締役会って土曜日ですよ。

ビーケーワンも丸善や日経BP社、NTT-X、富士通などの出資を受けて誕生した「株式会社ブックワン」を経て、2005年9月に債務超過を解消するため図書館流通センター(TRC)の100%子会社「株式会社ビーケーワン」となり、2006年3月、親会社であるTRCに吸収される形で「株式会社図書館流通センター ビーケーワン事業部」となりました。

すがれる母体があるのはまだ救いなのかも知れないけど、本屋だけではやっていけないのかなぁ。やっぱし。

ま、楽天ブックスはDVDやCD、ゲームなんかも扱い始めて対アマゾンを打ち出しているので「本屋」とは括れないかもしれないけど。でもブランド名に「ブックス」を出しているのは皮肉にも楽天ブックスだけですね(あ、ライブドアブックスがあった)。

本だけでいえば粗利はどこも同じようなもんだからアマゾンだって楽ではないと思うけどマーケットプレイスで中間マージンを抜いたり、共同プロモーション(メーカータイアップ広告)に力を入れてたりとこれまでの常識を覆す収益源を確保していってる。

圧倒的な販売力と日本の慣習に捉われない発想と行動力。やっぱりアマゾンの一人勝ちになってしまうのかなぁ。。。

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