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2007 .08 .16

ヤフー、「Yahoo!ショッピング」出店料を値下げ

ヤフー、仮想商店街の出店料下げ・販売商品数の上限撤廃(NIKKEI NET)
ヤフーは仮想商店街事業「ヤフー!ショッピング」で、参加店舗がヤフーに払う月額固定費(出店料)を11月から下げる。現在は最高20万7900円の契約を含め5プランあるが、最高5万2290円までの3プランに変更する。同時に、最大2万点だったデータベースへの商品登録の上限を撤廃。参加店に品ぞろえ拡充を促し、取扱高増加を狙う
Yahoo!ショッピングにお店を開こう!_料金プランサムネイルからリンクする「Yahoo!ショッピング」出店に際してのプラン案内に「楽天の場合 39,800円/税別」と実名表記で料金比較が出てるんですね。ここまで敵意むき出しとは。。。

ポータルサイトとしては日本最大のヤフーもネットショッピングにおいては楽天市場に大きく水をあけられ、またamazonマーチャントも追撃してきています。

「ヤフー!ショッピング」の出店料は1999年9月のサービス開始以来、初めての大幅見直しとなるそうなんですが、登録商品数の上限撤廃や10月に予定されているモバイル対応など、サービスレベルの改善なわけなので出店料を値下げするよりも値上げしてもいいくらいじゃないかと個人的には思います。

基本的に、集客力や買い物に便利な機能、あと店舗を育てるサービスが競争力の源泉だと思うので、シェア拡大のための値下げは結局誰もトクをしないのではないかと危惧しています。

出店者も価格だけで出店先を選ぶようになってしまいがちで、そうするとお客さんへのサービスレベルが低下して値下げだけの苛烈な競争になってしまい、「レッドオーシャン化」してしまうのではないかと。

ヤフーの肩を持つわけではないですけどね。楽天は値引きとポイントばかりだし。

ただ安いだけでなくて、「便利・快適・面白い、購入体験」ってサービスで競争できる環境のほうが健全ではないかな、と思うわけです。




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コメント (2)

物申したい:

ヤフーは実質値上げです・・
ソフトバンクモバイルと同じで、分かりにくい表記にしているだけで、実際は楽天と変わらなくなりました。
さらに店舗の意見を無視したリニューアルの強硬、そして改悪でベストショップに輝いた大手が軒並み撤退。
現在モールは過疎状態。
システムも改行ができない状態が数か月続いている状態と散々です。
さらに店舗数が初めて減少し、あせったヤフーは新規出店者無料と必死に出店者増を目指す作戦にでましたが
リニューアルに何百万とかかった既存店の意識を逆なでしております。
当方も出店しておりますが、今後保障がないようでしたら、撤退する考えです。

物申したい さん、コメントありがとうございます。

ぼくは「集客力や買い物に便利な機能、あと店舗を育てるサービスが競争力の源泉」と書いたんですが、お客さん(最終購入者)が満足し得るサービスを提供するにはその提供者側(店舗)にも満足がないとうまくいかないと思っています。

なので対楽天を鮮明にしたシェア争いのためじゃなくて「店舗を育てるサービス」がサービスの提供者側(この場合だとYahoo)には必要なんじゃないか、そういった姿勢はあるのか? と思ってこのエントリーを書きました。

今回コメントをいただけたことで実情の一端を知ることができました。

店舗さんはモールから見ればパートナーですよね。パートナーにもお客さん(最終購入者)にも満足できるような施策を講じてもらいたいですね。


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