ホーム  > 気になるニュース  > カップヌードルの生みの親、安藤百福さん死去

2007 .01 .07

カップヌードルの生みの親、安藤百福さん死去

日清食品創業者会長の安藤百福さん死去 即席めんを開発(asahi.com)
日清食品の創業者で即席めんを開発した創業者会長の安藤百福(あんどう・ももふく)さんが5日午後6時40分、急性心筋梗塞(こうそく)で亡くなった。96歳だった。葬儀は近親者のみで行い、社葬の日取りは未定。喪主は妻仁子(まさこ)さん。
つい先日「カップヌードルも同い年」なんてエントリーを書いたばかりだったので何かこう、タイミングみたいなものを感じてしまいました。

去年買ってまだ食べてなかったホワイトカレーヌードル、今日明日くらいでブログのネタにしようかな、と思っていたところでした。

世界初の即席めん「チキンラーメン」を開発・発売したのが48歳と遅咲きの成功者に見えますが、略歴を見ると戦前戦後を通して繊維問屋や貿易業で財を成したものの物資横流しで逮捕されたり脱税容疑でGHQに逮捕されて一文無しになったりと山あり谷ありの人生だったんですね。

「カップヌードル」シリーズをはじめ数々のヒット商品を生み出した日清食品は世界10カ国で年間100億食を生産する世界一の即席めん企業にまで成長しました。それでも百福さんは生涯自社商品の試食を欠かさず、チキンラーメンを毎日欠かさず食べていたそうです。一ユーザーとして心からインスタントラーメンに惚れ込んでいた「社長」。

インスタントラーメンは日本の食文化の一翼を担うまでの存在になりました。スペースシャトルに乗って宇宙にも行きました。

96歳。その人生は多くの苦難と成功とを交えつつ大業を成した一代記と言えますね。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

▼関連記事
世界へ宇宙へ即席めん 故安藤百福・日清食品会長(asahi.com)
安藤百福さんと即席めんの歴史は、日本経済の歩みと重なる。戦後の焼け跡に見たラーメンの屋台に群がる人々。それが原点だった。「食足世平(しょくそくせへい)」(食が足りてこそ世の中が平和になる)は後年、安藤さんが造った言葉だ
▼参考リンク
安藤百福(Wikipedia)

インスタントラーメン誕生物語
中尾 明作 / 宮崎 耕平絵
PHP研究所 (1998.7)
通常2-3日以内に発送します。

食欲礼賛
食欲礼賛
posted with 簡単リンクくん at 2007. 1. 7
安藤 百福著
PHP研究所 (2006.6)
通常2-3日以内に発送します。

100歳を元気に生きる
安藤 百福著
中央公論新社 (2005.5)
通常2-3日以内に発送します。

« ぐびなま。のショートカットな小西真奈美のCMがステキすぎる | ホーム | 『57歳のセカンド・ハローワーク』布施 克彦・著 »



この他のエントリー

アーカイブ