楽天、事業譲渡などで特損293億円・7―9月期
楽天、事業譲渡などで特損293億円・7―9月期(NIKKEI NET)2005年3月に買収した会社を部分的とはいえもう売却。それで損失が出ても構わないってやり方ですか。
楽天は9日、貸倒引当金計上の厳格化などに伴い、2006年7―9月期に100億円強の特別損失を計上すると発表した。8月末に発表した信販子会社の楽天KC(福岡市)のクレジット事業譲渡に伴う損失額と合わせると、特損の総額は約293億円になる。
「国内信販」って会社名を「楽天KC」って名前に変えるのは楽天配下になったわけだからそりゃそうなんだろうけど、事業内容をそれまでの自動車ローンを主体としたものからカード事業やファイナンス事業を中心としたインターネット系クレジットカード会社へ変えていくってのは、楽天は「国内信販」って会社が欲しかったわけじゃなくて単に決済機能、クレジットカード会社が欲しかっただけなんだな。買ったほうが自分たちでゼロから立ち上げるより手っ取り早いし。
新たに特損に計上するのは、楽天KCの事業再編に伴い貸倒引当金の見積もり方法を変更したことによる貸倒引当金繰入額約63億円のほか、利息返還損失引当金繰入額約40億円。貸倒引当金を増やしたってことは取りっぱぐれ対策な訳で棚ぼた的に支払わなくてもよくなった人がいるんだろうな~なんて考えちゃいました。会社としては費用計上しちゃうけど。
こうして経済は回っていくのかなぁ。
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