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2006 .10 .06

ついに三木谷氏が批判に反撃──「楽天は会員ビジネスを展開する“超Web 2.0企業”」

ついに三木谷氏が批判に反撃──「楽天は会員ビジネスを展開する“超Web 2.0企業”」(CNET Japan)
国内最大級のIT関連見本市「CEATEC」。2日目の10月4日には、ある話題の人物も講演の席に現われた。球団参入やTBSへの経営統合提案で“時の人”となった楽天の会長兼社長、三木谷浩史氏だ。
ライブドア事件以降、ヒルズ族叩きの表舞台に立たされてあることないこと色々報道されてる楽天の三木谷社長が久しぶりに表舞台で発言したそうです。

記事の冒頭に「多くのマスコミは楽天を当時のライブドアと同列に並べ、ネット企業というよりもM&Aと金融事業を柱にした企業と批判。」と書かれていますが、個人的には「ヒルズ族」ってマスコミが作った言葉だし、その言葉を代名詞にしてライブドアも村上ファンドも楽天も一緒くたに「出るくいは打たれる」的に祭り上げてる印象があります。やっかみみたいな感じ。

誰を擁護するってことでもないんですけど、やれホリエモンが逮捕だ、村上世彰が逮捕だ、ってなるとテレビのニュースってどこも同じタイミングで報道して、同じようなタイミングで追いかけなくなる。論調も同じようなものだし。主体性はないのかな、って思うんですよね。だからネットのニュースの方がたとえ速報ベースで浅くても広くて事実をただ報じてるだけなので面白いと思う。

キャスターの主観とかはいらないから事実だけを報道して欲しいんですよ。

まぁマスコミ論はここじゃなくていいんですけどね。

三木谷さんが話したことで気になったのが楽天って「先進的なWeb 2.0企業」か? ってこと。「Web 2.0」という言葉も個人的には好きじゃないんですけど。なんか何でも「IT」ってつけたり「ソリューション」ってつけたり「戦略」ってつければいい、みたいな感じで。

それで三木谷さんの発言で気になったのが、
まず、三木谷氏は楽天のビジネスモデルを「ネットビジネス」と「会員ビジネス」の2つに分け、仮にどちらが重要と考えているかを問われたら、「会員ビジネスである」と答えるとした。
う~ん。会員を「囲い込む」のは「Web 2.0」的なんだろうか。引用が続いてしまうんですけど、
楽天の主力事業は仮想モールを軸としたEC事業と金融事業。ネット企業はトラフィックをいかに多く集め、それを軸にビジネス構築するのが主流だが、楽天は両主力事業で決済を伴うサービス利用者となる会員がベースに存在する。当然、トラフィックの拡大は重要なことだが、楽天にとってはむしろ、「いかに会員を低コストで獲得し、会員に決済の伴うサービスを利用してもらうか」の方が優先順位は高い。自らを会員ビジネスと語るのは、そのためだ。
巨大なショッピングモールである楽天市場も現状カタログデータのAPIすら公開してないわけで、「Web 2.0」というのは、データは汎用性のある形で可能な限り公開して、ユーザーはゆるやかに連携していくものだと個人的には思うんですよ。

「会員を低コストで獲得し」なんて言ってる時点で、どうかな? と疑問符が付いてしまう。こういう表現は適切じゃないかも知れないけど、出店者も購入者も初心者(素人)がメインなわけだし(それが世のなかの大多数を占めるわけだけど)、初心者相手の商売ってベースは楽天のすべてのサービスに共通してると思うんですよね。ある意味いちばん簡単じゃないですか。顧客対象として。

それでいて「入口を押さえるか、出口を押さえる」という勝つ企業の条件は確かにそうだと思うけど、楽天のモデルを考えると出口を塞いでしまってるわけで。出口はそこから出られるから出口であって、出られなきゃ出口じゃないでしょ。

だからあまりユーザーサイドのサービスって印象を持たないんですよ。商売の手段としてやってるだけであって色んな企業を買収していっても何を目的としたサービスを目指しているのかがイメージできない。

従来からあったビジネスモデルを、そのプラットフォームをただインターネットに置き換えただけ、と見えてしまう。マーケットエリアの地理的垣根をインターネットで日本全国に広げただけのことでしょう。

そこに群がるユーザーもポイントがおトクで安ければいい、という大衆客を数だけ獲得しているように見えてしまう。結局野球やTBS騒動で新聞、雑誌、テレビといった従来のメディアに露出したことで知名度が格段に上がったわけだから。

せっかく日本を代表するような事業規模にまでなったんだから、世界にも通用するオリジナリティのあるインターネット的に価値ある情報・サービスを作って欲しいな。

「はてな」は技術指向が強すぎて一般受けは出来ないので、楽天くらいの規模と技術力を持った企業に期待はするですよ。

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