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2006 .09 .19

ミクシィ笠原社長に聞く、上場の狙いとmixiのリスク管理

ミクシィ笠原社長に聞く、上場の狙いとmixiのリスク管理(ITmedia)
ミクシィが9月12日、東証マザーズに上場した。初日は買い注文が集まり初値が付かず、公開価格の2倍強となる315万円まで気配を切り上げて取引を終了(関連記事参照)。東証はマザーズ銘柄として初めて、東証アローズの電光掲示板に初値を表示することを決めるなど、大物ネット企業の上場に注目が集まっている。
ミクシィの上場はNIKKEI NETやasahi.comといった一般紙でも大きく取り上げられ、その人気、注目、期待の大きさをよく表していました。

多くの記事で笠原さんのインタビューが掲載されていましたが、ここではITmediaのインタビュー記事に触れてみたいと思います。

記事によると上場は2004年頃から考えていたそうなので2年半くらいで成し遂げたことになりますね。事業としてのmixiの前年比伸び率は46.2倍とのことなので、この成長率であれば上場へのハードルは軽くクリアできそうです。

気になる上場による調達資金は約70億円とのこと。他業種の大型案件やITバブルの頃からすると「巨額」とまではいかないかも知れませんが、決して少ないお金でもありません。使途として確定しているシステム・インフラへの投資を差し引いても約50億円残るんだそうです。

50億。もちろん個人の懐に入るわけじゃないんですが、

現状のmixiの収入は8割方が広告であり、広告収入に頼ってしまうと規模の拡大を求められてしまいます。広告のための母数として。

また、「他社との業務・資本提携も考えたいと思っています。場合によっては企業買収もあり得ます。」とも語られており、ちょっとした危惧を抱いてしまいます。

広告は巨額のお金が得られるので、慣れると怖いです。広告はそれ程に「禁断の果実」だと思っています。もちろん、クリエイティブなコンテンツや挑戦的な試みができる場でもあるんですが。

そして広告はとかく規模(広告配信母数)の拡大を迫られます。500万ユーザーを擁するmixi以上に規模を求められた際に買収、というようなやり方だけは絶対とって欲しくないです。

市場から調達した残り50億。広告収入から得られる巨額のおカネ。

大きなおカネを手にしてしまうと人間は狂いがちです。ステークホルダーも多く、そして複雑になってきます。公開したことで株価を気にする必要も出てきます。ミクシィが買収される可能性も出てきます。

そうした外部要因に捉われずに、笠原さんの持論である「ユーザーが居心地がいいサービスを作ることができれば、収益はあとから付いて来る」をぜひ追求して欲しいと思います。

株価を気にして本業が何なのか見失ってしまうような、そんなサービスにはなって欲しくないですから。

ユーザーが増えてるってことはそれだけユーザーから期待されてるってことですからね。

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