[近藤淳也の新ネットコミュニティ論]連続的な開発と非連続的な開発
[近藤淳也の新ネットコミュニティ論]連続的な開発と非連続的な開発(CNET Japan)はてなの近藤社長の連載コラム。
ペアプログラミングや偉くない管理職、といった方法のほかに、はてなでは様々な開発業務を「連続的」「非連続的」といった概念で分類して考えています。
生産性アップのためのユニークな取り組みや、インターネットの可能性を模索する試みから繰り出される斬新なサービスで、いまやユーザーだけでなく、メディアや他の経営者など、方々から注目されているキーパーソンですね。
日記はもとより、このコラムも毎回刺激的で楽しみにしているんですが、今回も素晴らしいフレーズが散りばめられています。
「とりあえずアイデアを発表して色々な意見を聞いてみる」というブレーンストーミング的な議論が始まった時には、なるべく否定的な意見を言わずに、発言が「質問」か「代案」になるように心がけ、なるべく多くの可能性を出してみることを心がけています。
そんなアイデアに対して否定的な意見を述べるのは簡単ですが、得てしてアイデアを考えた人間のやる気を萎えさせるのに十分な力を持っています。
このような取り組みを通じて新しい可能性の芽を大事に育て、成長段階に応じた適切な方法で成長を支え、独り立ちできる一本の樹まで育てられるよういかに歩留まりを上げていくか、これが継続的な会社の発展にとってとても重要だと感じています。引用ばかりですみませんが。。。
わが身を振り返って、一寸反省しつつも、心に留めてみる。この姿勢、ぜったい大事だね。メモして机の前に張っておこう。。。
この、引用した部分って「システム開発者」に限った話じゃなくて、すごく普遍的なことですよね。
経営者であり、自らコーディングもするプログラマであり、家族的な温かみのある組織の中の良き先輩であり。
最近「社長ブーム」みたいなとこがあるけど、明らかに一線を画してますね。本物ってとこで。
はてなのビジネスモデルや現在の事業規模からすると、どういう方向に行ってどの程度規模が大きくなるのか、まだまだ見えない部分はあるんだけど、近藤さんをはじめとても稀有な人材が揃ってきているので、業種を超えたリーディングカンパニーとして発展することを期待しています。
日記やコラムを拝見していると、試行錯誤してる様子がよく分かるんだけど、ブレがないんですよね。目線は常にユーザーサイドであったり、社会への還元であったり、何よりも面白いことであったり。
近藤さんが既読かどうか分からないけど、『すごい会議』を地で行ってるなぁ。
大橋/禅太郎著
大和書房 (2005.6)
通常24時間以内に発送します。
大和書房 (2005.6)
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