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2005 .10 .10

『職業外伝』秋山 真志・著

「職業外伝」。この本は表紙と帯が目に留まって手にした本です。

伝統ある企業やロングセラーの商品を取り上げた本や、テレビの特集は比較的多いですけど、この本で取り上げているような「絶滅危惧職業」を取り上げた本は、そうはなかったと思います。

2003年に村上龍が「13歳のハローワーク」を出したときも、「へ~、世の中にはこんな仕事もあるんだな~」と、感心しながら読んだんですけど。まぁ「13歳のハローワーク」は「小中学生に向けた職業ガイド」というタイトルが一人歩きしてしまいましたが。。。

この「職業外伝」は飴細工師、街頭紙芝居屋、見世物小屋、といった今ではもう見かける機会もなくなってきている職業と、今現在、実際にその職に従事している人たちにインタビューをして構成しています。

ざっと読んでみて印象に残ったのは──こんな「職業」があったんだ!
ほんと、テレビのドラマで垣間見るくらいでしか知らなかった人びと。当たり前のことかも知れませんけど、「仕事」って「職業」ですし、そこには「ひと」がいるんですよね。

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2005 .10 .02

アップルの製品担当副社長が語る、主力製品との“決別”と「iPod nano」

アップルの製品担当副社長が語る、主力製品との“決別”と「iPod nano」(デジタルARENA)
今回の発表に合わせて来日した、iPod製品ワールドワイドプロダクトマーケティング担当副社長のGreg Joswiak氏に、まだ売れている主力製品と潔く決別した裏側と、新たな主力としての重責を担うことになる「iPod nano」への意気込みを聞いた。
iPod nano、売れ売れのようですね。お約束の初期ロットの不具合も「ディスプレイが傷つきやすい」ことが判明し、既にappleは無償交換などで対応するとのこと。もう安心して買えるかな。

旧聞になってしまいますが、このプロダクトマーケティング担当副社長のインタビューはなかなか興味深かったです。
iPod miniが成功したからと言っていつまでもその焼き直しでは意味がありません。アップルは常にブレークスルーを提供する会社です。今回は、以前の製品よりも明らかにいい製品を作ることができました。ですから、必ずマーケットにも受け入れられると思います。
カッコイイなぁ。iMac以前のappleがこんな発言をしてもいささか眉唾だったけど、今は自信にあふれてますね。まぁ利益は厳しいかも知れませんが。

インフラがまだ追いついていない、ということを理由に動画対応はまだ未定とのことですが、ぜひ早期実装に期待したいところ。日本は高速回線やコンテンツが揃いつつありますからね。

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閉店惜しみ置きレモン 小説「檸檬」ゆかりの京都・丸善

閉店惜しみ置きレモン 小説「檸檬」ゆかりの京都・丸善(asahi.com)
10日に閉店する書店「丸善」京都河原町店で、売り場の本の上にレモンを置いて立ち去る客が相次いでいる。作家梶井基次郎(1901~32)の短編小説「檸檬(れもん)」の主人公が京都の丸善の本の上に、近くの果物屋で買ったレモンを置いたのをまねて客がそっと置いていくらしい。
せちがらいこの時代に何かいい話。
前に青山ブックセンター営業再開1周年って話題に触れましたけど、こちらは残念ながら閉店の話題。でも名残惜しむ人も多くいるようで歴史があったり、地域に根ざしている本屋っていいなぁ、とまた感慨深くこの記事を読みました。

本屋の数は年々減っているのに、延べ床面積は増えている。新たしい店が数千坪クラスの大型店ばかりになってるんですね。まぁネット書店の伸びだったり、本以外のコンテンツと競合しなきゃいけなかったり、大型ショッピングセンターのテナントになったりと、大型化の理由は色々ありますけど。

デカ過ぎると歩いて回るのに疲れるし、何がどこにあるか分からないし、で手ごろな広さと好みの品揃えの「お気に入りの本屋」がなかなか見つかりません。

ネット書店は「今買え、すぐ買え、ここで買え」って感じがして、どうもブラブラ見て回る機能に乏しいし。

丸善は丸の内オアゾ店を開店させたとはいえ、経営はかなり厳しいようです。古きよき時代の本屋、その全てを肯定するわけじゃないですけど、コンビニみたいなチェーン店だけでなく(これはこれで便利だけど)、歴史を刻んでいるお店も残って欲しいものです。

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2005 .10 .01

青山ブックセンター営業再開1周年

ABC RE-OPEN ANNIVERSARY 9月25日(日)~10月2日(日)
青山ブックセンターに足を運んでくださることに、心から感謝しております。おかげさまで青山ブックセンターは一周年を迎えることができました。
いいなぁ。ABC、お客さんに愛されてるって感じ。

普通、「閉店します。永らくのご愛顧ありがとうございました」なんて言ったら、最終日だけドッと人が来て後は懐かしむだけ、ってのがパターンだと思うんですよ。でも復活を望む声が多くて、資本は変わったけど営業再開してみたら、何とか客足が戻ってきてるようなんですね。

無くなってから気づく価値、ABCは持っていたってことなんでしょうね。

品揃えは、個人的な好みとちょっと違うけど空気が大好きなお店です。カバーも好き。

こういうふうに売り上げってだけじゃなくて、ブランド、というか存在価値をお客さんに支えられてる本屋さん、ず~っと続けて欲しいな。。。

今度の職場は近所にABCがあるのでちょくちょく覗いてみましょうかね。

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エイベックスが「のまネコ」Flash収録を中止へ

エイベックスが「のまネコ」Flash収録を中止へ 商標登録も中止依頼(ITmedia)
「のまネコ」問題でエイベックスは、「恋のマイアヒ」CDへのFlashムービー収録を取りやめ、商標登録出願も中止を依頼すると発表。一方、「2ちゃんねる」に同社員への殺人予告が掲載されたとして被害届を出す方針だ。
言わんこっちゃない。音楽業界の権利意識では普通だったかも知れないけど、いささか勇み足だったのでは。
エイベックスは「多くの方々が共有財産として楽しんでいる『モナー』等について、私たちが何らかの権利を持っているかのような誤解を完全に払拭できると考えたからです」と説明している。
2ちゃんとの共同プロモーションみたいな持っていき方なら、こんな騒ぎになることもなかったでしょうに。。。
それにしても話題の.jpとか見ててもいつもランクインしているこの話題。ネットユーザーの関心は高かったですね。

ブログユーザーにしても、2ちゃんねらーにしても、ホント影響力大きくなったなぁ。

▼関連記事
エイベックスが「のまネコ」商標登録取り下げ、CDの特典映像も収録中止(INTERNET Watch)

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ダイエー創業者の中内功氏が死去

ダイエー創業者の中内功氏が死去(NIKKEI NET)
ダイエー創業者で、経団連(現日本経団連)副会長などを歴任した中内功氏が19日午前9時半、脳梗塞(こうそく)のため、神戸市内の病院で死去した。83歳だった。
高度成長とモータリゼーションに歩調を合わせ、大規模・ロードサイド店舗を展開、「良い品をどんどん安く」と流通構造を改め、ついにはスーパーが百貨店を追い抜く売り上げを達成した。

間違いなく、戦後新たな価値を創り出したひとです。
後年その経営手法が時代に追いつかなくなった面もありましたが、ゼロから事業を立ち上げたそのエネルギーは敬意に値します。

正直、小売業がここまで影響力を持ちえるとは考えられませんでした。

今のダイエーは後進に継がれていますが、ぜひ時代にフィットした新たな価値を創り出して欲しいと思います。

ご冥福をお祈りします。

▼関連記事・各界からの声
鈴木セブン&アイH会長「GMSを開発」・中内氏死去(NIKKEI NET)
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小泉首相の靖国参拝は「違憲」高裁判決

小泉首相の靖国参拝は「違憲」高裁判決(nikkansports.com)
小泉純一郎首相の靖国神社参拝は政教分離を定めた憲法に違反し、精神的苦痛を受けたとして、台湾先住民ら188人が国と首相、靖国神社に1人当たり1万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(大谷正治裁判長)は30日、参拝を公的で違憲と判断した。
すごい。バランス感が見事な判決。
原告側は「実質勝訴」とみて上告しない方針。請求が棄却されているため、国側が判決理由を不服として上告することは事実上難しく、判決は確定する見通し。
この判決に対して総理や官邸は納得できない様子。

▼関連記事
小泉首相「参拝は憲法違反と思わない」(nikkansports.com)
「大変遺憾だ」 靖国違憲判決で官房長官(asahi.com)

う~ん、そう言うだろうなぁ。この判決もあくまで高裁なので、別件で最高裁が憲法判断を回避したり、あるいは合憲判決を出したら最高裁判例の方が優先されるんでしょうけど。

ちょっとは周りの国に気を使おうよ。頑固と信念は違うからさ。
郵政選挙が勝ったからって、すべて白紙委任してるわけじゃないんだよ。

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